特定保健指導は、特定健診の結果、生活習慣病のリスクが高いと判定された人に案内される支援です。「特定健診で引っかかった」「保健指導の案内が来た」というときに、何をするのか、対象・内容・費用・流れを整理します。生活習慣を見直すための支援で、罰則や強制ではありません。
特定保健指導とは
特定保健指導は、メタボリックシンドロームやその予備群に着目し、生活習慣病を防ぐために生活の見直しをサポートするしくみです。特定健診の結果をもとに、リスクの程度に応じて対象者が選ばれ、医療保険者(協会けんぽ・健康保険組合・国民健康保険など)を通じて案内されます。特定健診とはの記事もあわせてご覧ください。
2つの支援レベル
| 区分 | 内容の目安 |
|---|---|
| 動機付け支援 | 原則1回の面談などで、生活改善の目標を立てる。リスクが比較的軽い人が対象 |
| 積極的支援 | 数か月にわたり、面談・電話・メールなどで継続的にサポート。リスクが高い人が対象 |
腹囲や血圧・血糖・脂質などの結果と、喫煙などの要因を組み合わせて、どちらの支援になるかが決まります。
どんなことをする?
専門職(保健師・管理栄養士など)と一緒に、食事・運動・お酒・たばこなど、無理なく続けられる目標を決めます。「何をどれだけ減らす/増やす」を具体的に決め、一定期間後に振り返って成果を確認します。あくまで本人の生活に合わせた見直しの支援で、治療ではありません。
費用
特定保健指導は、多くの場合、加入している医療保険者の費用でまかなわれ、自己負担なしで受けられます。詳しくは届いた案内や保険者の窓口で確認してください。
案内が来たらどうする?
案内が届いたら、記載された方法(申し込み、面談の予約など)に沿って参加します。「忙しいから」と放置しがちですが、生活習慣病は自覚症状が出にくく、早めの見直しが将来のリスクを下げることにつながります。まずは案内の内容を確認し、都合のよい日程で参加を検討してください。
受けられる場所を探す
特定健診や特定保健指導に対応する施設は、健診TIMESの施設検索から地域で探せます。実施場所や方法は保険者によって異なるため、届いた案内もあわせて確認してください。
よくある質問
Q. 受けないと罰則がありますか?
A. 特定保健指導に罰則はありません。ただし生活習慣病の予防に役立つ機会なので、案内が来たら参加を検討することがすすめられます。
Q. 会社に結果や参加状況が伝わりますか?
A. 健康情報の取り扱いには適切な管理が求められます。詳しくは保険者や勤務先の案内で確認してください。
Q. 面談はどこで受けますか?
A. 健診機関や職場、オンラインなど、保険者によってさまざまです。届いた案内に方法が記載されています。
無理なく続けるために
特定保健指導は、完璧を目指すよりも、続けられる小さな目標から始めるのが基本です。「毎日30分歩く」より「一駅分歩く」、「お酒をやめる」より「週に2日休肝日をつくる」など、いまの生活に合わせて設定します。専門職と相談しながら、達成できたことを積み重ねていくと続けやすくなります。数値の改善は数か月単位でゆっくり見ていくものなので、一度の結果で一喜一憂しすぎないことも大切です。
出典と確認日
- 厚生労働省「特定健康診査・特定保健指導について」(対象・内容・支援区分) — 確認日:2026-09-29

