HbA1cと空腹時血糖は、どちらも血糖に関係する検査ですが、見ている時間の幅が違います。HbA1cは過去1〜2か月ほどの血糖状態を反映し、空腹時血糖は食事をとらずに採血した時点の血糖値です。片方だけで病名を決めず、健診結果の判定とほかの情報を合わせて確認しましょう。
2つの検査は何を示す?
| 項目 | 主に見ること | 結果を読む際の確認 |
|---|---|---|
| HbA1c(%) | 過去1〜2か月ほどの平均的な血糖状態 | 前回との差と判定欄。貧血などの状態によって評価に注意が必要な場合もある |
| 空腹時血糖(mg/dL) | 空腹の条件で採血した時点の血糖値 | 採血前の食事・水分について受診票の指示を守れたか、結果票の判定欄 |
日本人間ドック・予防医療学会の「検査表の見方」では、血糖とHbA1cを糖代謝系の項目として説明しています。結果票で「血糖」とだけ書かれているときは、空腹時か随時かを確認してください。食事からの時間が違う値を同じ条件の数値として比べることはできません。
片方だけ高いときはどうする?
まず、検査名・単位・採血条件・前回値・施設の判定を並べて見ます。HbA1cが高く空腹時血糖が目立たない場合も、反対の場合も、この2つだけで原因や診断を決めることはできません。健診票に再検査や受診勧奨があれば、その案内に従って医療機関へ相談しましょう。気になる症状や治療中の病気がある場合も、結果票を持ってかかりつけ医に伝えてください。
厚生労働省のe-ヘルスネットは、特定健診で使う保健指導判定値と糖尿病を診断する基準を区別しています。「基準を少し超えたから糖尿病」「超えていないから何もしなくてよい」とは読み替えられません。判定の種類と受診先の指示を確認することが先です。
健診結果で確認する順番
- 「HbA1c」「空腹時血糖」または「随時血糖」の表記と単位を確認する。
- 結果票の判定欄と前回値を確認する。施設ごとの判定区分と、病気を診断する基準は同じ意味とは限らない。
- 要再検査・要精密検査・受診勧奨なら、指定された時期と相談先を確認する。
- 次の健診を待つか迷う場合は結果票を持って医療機関へ相談し、自己判断で治療や薬を変えない。
採血前の食事については、検査内容によって条件が異なります。次回受けるときは健康診断前日の食事の確認ポイントを参考にしつつ、受診施設から届いた案内を優先してください。
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それぞれの項目を詳しく知りたい場合は、HbA1cが高いと言われたらと空腹時血糖が高いと言われたらへ。健診を受ける施設を探す場合は地域別の健診施設一覧から確認できます。結果の相談は施設の検査対応状況も確かめて予約してください。
出典と確認日
- 日本人間ドック・予防医療学会「検査表の見方」(糖代謝系の検査とHbA1cが反映する期間)。
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「高血糖」(特定健診の保健指導判定と診断基準の違い)。
- 厚生労働省「糖尿病予備群と正常高値について」(健診の血糖関連項目と判定の整理)。
出典確認日: 2026年9月14日。ここに示す比較は健診結果を読むための一般情報です。個別の判断は結果票、診察と医師の説明を優先してください。

