健診でγ-GTPの値が基準を超えていたときに、その数値が何を意味していて、次に何をすればよいかをまとめました。
γ-GTPとは
肝臓と胆道に多く含まれる酵素です。肝臓の細胞が壊れたり、胆汁の流れが滞ったりすると血液中に漏れ出して数値が上がります。
基準値と判定の目安
| 区分 | γ-GTP(U/L) |
|---|---|
| 基準範囲 | 男性 50以下 / 女性 30以下 |
| 保健指導判定値 | 51 以上 |
| 受診勧奨判定値 | 101 以上 |
保健指導判定値・受診勧奨判定値は厚生労働省『標準的な健診・保健指導プログラム』
にもとづく値です。判定の基準は健診の種類や施設によって異なる場合があります。
高いときに考えられること
最も多い原因はアルコールです。γ-GTPは飲酒に敏感に反応し、禁酒すると2〜3週間で下がりはじめます。飲酒習慣がないのに高い場合は、脂肪肝、胆石や胆道の詰まり、薬剤性の肝障害などが考えられます。
低いとき
低い場合に問題となることはほとんどありません。
次にすること
ほかの肝機能の項目(AST・ALT)も一緒に見ます。γ-GTPだけが高いならアルコールや薬の影響が疑われ、ASTとALTも高いなら肝臓の細胞そのものが傷んでいる可能性があります。受診勧奨の値を超えていれば、腹部超音波検査で肝臓の状態を確認するのが一般的です。
この記事の出典
厚生労働省『標準的な健診・保健指導プログラム』/日本人間ドック学会「判定区分」
数値の意味は年齢・性別・持病・服薬によって変わります。気になる点は健診を受けた施設か、かかりつけの医療機関にご相談ください。

