健診でピロリ菌抗体の値が基準を超えていたときに、その数値が何を意味していて、次に何をすればよいかをまとめました。
ピロリ菌抗体とは
胃に住みつく細菌で、胃がんの最大の原因とされています。感染の有無を血液・尿・便・呼気で調べます。
基準値と判定の目安
| 区分 | ピロリ菌抗体 |
|---|---|
| 基準範囲 | 陰性(−) |
| 保健指導判定値 | 陽性 以上 |
| 受診勧奨判定値 | 陽性 以上 |
保健指導判定値・受診勧奨判定値は厚生労働省『標準的な健診・保健指導プログラム』
にもとづく値です。判定の基準は健診の種類や施設によって異なる場合があります。
陽性ときに考えられること
感染しています。慢性胃炎から萎縮性胃炎を経て、胃がんのリスクが上がります。除菌治療で感染をなくせます。
陰性とき
陰性が通常です。ただし除菌後は抗体が下がるまで時間がかかります。
次にすること
陽性なら内視鏡で胃の状態を確認したうえで除菌します。除菌後も胃がんのリスクはゼロにならないため、定期的な内視鏡は続けてください。
この記事の出典
厚生労働省『標準的な健診・保健指導プログラム』/日本人間ドック学会「判定区分」
数値の意味は年齢・性別・持病・服薬によって変わります。気になる点は健診を受けた施設か、かかりつけの医療機関にご相談ください。

