健診でMCVの値が基準を超えていたときに、その数値が何を意味していて、次に何をすればよいかをまとめました。
MCVとは
赤血球1個あたりの平均的な大きさです。貧血の原因を絞り込むのに使います。
基準値と判定の目安
| 区分 | MCV(fL) |
|---|---|
| 基準範囲 | 85〜102 |
| 保健指導判定値 | 103 以上 |
| 受診勧奨判定値 | — |
保健指導判定値・受診勧奨判定値は厚生労働省『標準的な健診・保健指導プログラム』
にもとづく値です。判定の基準は健診の種類や施設によって異なる場合があります。
高いときに考えられること
ビタミンB12や葉酸の不足、アルコールの多飲、甲状腺機能の低下で赤血球が大きくなります。
低いとき
鉄欠乏性貧血で小さくなります。日本人の貧血で最も多い型です。
次にすること
貧血があるとき、MCVが低ければ鉄欠乏、高ければビタミン不足を第一に考えます。原因を確かめずに鉄剤を飲むのは避けてください。
この記事の出典
厚生労働省『標準的な健診・保健指導プログラム』/日本人間ドック学会「判定区分」
数値の意味は年齢・性別・持病・服薬によって変わります。気になる点は健診を受けた施設か、かかりつけの医療機関にご相談ください。

